今回も先週に引き続き冷え性についてお話していきます。

冷え性は女性で8割、男性でも4割の人が自覚があるそうです。
なぜ女性の方が男性よりも冷え性になりやすいでしょうか？

【女性の冷え性の原因】
女性は男性に比べて筋肉量が少なく、脂肪が多いという特徴を持っています。筋肉は体温の上昇にとって大きな役割をしているので、筋肉が少ないと冷えやすくなります。また、脂肪は冷えると温まりにくいので冷え性が起こりやすいです。
女性の腹部には卵巣や子宮があり、腹部の血流が悪くなり内臓が冷えやすくなります。また、月経時の血液不足によって手足などの末端まで血液が行きわたらなくなり熱が届きにくくなるので冷えやすくなります。さらに、ホルモンバランスが変わると自律神経が乱れ、冷えやすくなります。そのため更年期に冷え性が現れる女性も多いです。
その他に、寒い場所でのスカート着用による下半身の冷えや下着や衣類の着用による締め付けも血流が悪くなり冷えが起こります。

【男性の冷え性の原因】
冷え性は女性に多い傾向がありますが、男性も冷え性になる可能性はあります。
男性の場合は加齢による筋肉量の低下や臓器などの老化によって基礎代謝が下がり、冷え性になるケースが多いです。男性の冷えは手足などの末端の冷たさだけでなく、頻尿や腰痛・肩こりといった症状で気が付くことがよくあります。

次回は冷え性の症状と種類についてお話していきます。